2015年12月30日水曜日

Pretend



さて。
あれよあれよと言う間にすっかり年の瀬も迫って、今年もあと一日となりましたね。
十二月は日記をさぼりにさぼってごめんなさい。
一月はもうちょっと、ましにしたいと思います。
(言ったことをちゃんとやらない大人になってはいけません)

2015年最後の月は、ほんとうに、あっという間に過ぎて行きました。
前半は十日くらい東京へ滞在させてもらいました。
楽しいことがたくさんで、とても充実させてもらいつつも、自分の心のなかを案外冷静に見つめながら、静かに、落ち着いて過ごすことができたような気がします。

とにかく、いろんなところをよく歩きました。
春に比べて、たくさん歩けたこと。
ただそれがとてもうれしかったです。

後半は大阪で、寒さと闘いながらお仕事をしたり、身体をメンテナンスしたり、zoozooseeの今年最後のスタジオ練習を楽しんだり、いつもお世話になっている方と楽しい時間を過ごしたりしました。
クリスマスの華やかさや年末の慌しい空気がとても好きで、表面的に浮かれた気分を味わいながら、友人に手紙を書いたり、お菓子を作ったり、すこしは自分の時間を作るように心がけられたかなと思います。

きょうは年末恒例の、母方の祖父のお墓参り。
去年は飲食店勤務で大晦日までお仕事だったので参加できませんでしたが、天国の祖父に、今年も一年間見守ってくれてありがとう、とお礼を言いに行きました。
個人的には毎朝お線香をあげる時にご挨拶しているんだけれど、親戚がほぼ集まることは年に数えるほどしかないので、ありがたい機会だと思っています。
来年はもっと機会が増えると良いなと思うのは欲張りかしら。

最近は歳をとったからなのか、祖母や親戚と過ごす時間を大切にしたいと思うようになりました。
今年、父方の祖父を亡くしてから、いっそうその気持ちが大きくなって、会う機会を多くしたいし、会えるときにはなるべく近くで話すように心がけている。
老いた人間を見ると自分の残り時間や人生についても想いを馳せるようになるし、だからこそ、いま、やりたいことをやって、いま、傍にいたいひとの傍にいて、いま、行きたいところへ行くことは、大切なことなのだと殊更思うようになりました。

でも、やりたいことがいますぐできなかったり、心の底からやりたいと思うことがなかったり、傍にいたいひとの傍にいられなかったり、行きたいところへ行くことができないとき。
そういうときも、やっぱりあると思う。
いままではそれを受け入れることが出来なかったけれど、それは誰にでも多少はあるし、仕方のないことだと思う。

そういうとき、自分を腐らせないで、ただ、そこに存在する、それだけでいいのだと、自分を認めたり、赦したり、受け入れたり、すること。
やりたいことをやる、のではなくて、できることをやる、ということの大切さ。
そのことを、身を以て実感して識ることができたのは、今年の大きな収穫だと思う。

今年を振り返ると、怪我があって大変だったけれど、なんとなく楽しかったし、全体的にはよかったんじゃないかと思います。
根底から変わった、物事の捉え方や考え方、毛根や頭皮(ほんとに綺麗な黒髪になってキューティクルが見事に復活した)などもあって、新しい風を取り入れつつ、今まで音楽と共にあった二十代の十年間をゆるゆると総括しつつ、じぶんにとって必要なものだけを選んで次に繋げることができたような、また次の十年への生まれ変わりの準備ができたような、たいせつな一年となりました。

怪我をしたおかげで、できるようになったこと、気付いたことがほんとうにたくさんある。
そして、音楽という表現から離れてみてわかったことも、ほんとうに、たくさんあります。
その全部を胸に抱きしめて、おおきく深呼吸をして、えがおで新しい年を迎えたい。
これから何処へ向かうことになっても、しっかりと胸に刻み付けて、この先の人生を生きていきたい。

ほんと、怪我したとき、失恋したときなんかは、この世も終わるかと思うくらい、つらかったけどね。笑
いろんなひとに支えてもらい、助けてもらい、いろんなかたちで力を貸してもらった一年でした。

いまは、いまがしあわせだ、と言えるので、つらかった過去たちに対しては、とくに何とも思わない。
つらいことを、必要以上につらく思わないようになったことや、つらいときにだって笑うことができるようになったことも、今年のたいせつなたいせつな収穫です。


来年はどんな年になるだろうね。
どんなひとと、出会うことができるかな。
どんな景色を見ることができるかな。
まだまだ旅は続きます。

いつも見守ってくださっているみなさま、そばにいて、支えてくださっているみなさま。
今年も本当に、お世話になりました。

ライブハウスから離れて、お会いする機会が少なくなってしまった方も多く、とても寂しく思っていますが、ずっと応援してくださっているみなさま。
来年は、何らかの形でお会いすることができるといいなと、思っております。
こんな調子で、まだまだのんびりさせてもらうかと思いますが、末永く、あたたかく見守ってくださるとうれしいです。

ほんとうに、いつもありがとうございます。
不束者ですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。


みなさま、良いお年をお迎えくださいね。
寒い日が続きますが、どうぞご自愛ください。



かしこ




ひばりさんも歌っている。




2015年12月8日火曜日

epitaph


今夜は冷たい夜ですが、皆様お元気でしょうか?
何回か地味におサボりしてしまった。
もし楽しみに(?)してくださっている方がいらっしゃったらとても申し訳ないです。

先週から東京に来ていて、その準備やら何やらでばたばたしていました。
今日で五日めかな?たのしいし、たのしいです。はい。

今回は春に比べると滞在は十日ほどなので、会いたいひとすべてに会うことができなくてとても残念なんだけれど、春にはできなかったことをしたり、お家のひとのおかげでいろんな経験をさせてもらったりも、しています。
詳しく書きたいけれど、きょうはちょっと気分が乗らないのでまたの機会に。
(なんとなくだるかったので出掛ける予定をなしにして、お昼寝したり近所に買いものに行ったりしていたんだけれど、さっき大量の段ボールと戦ってきたのでお疲れなのです)
明日は資源ゴミの日です。気合いいれていこう。

春には必死に上っていった四ツ谷駅への坂道も、いまは元気に歩いてお買いものに行けるし、青山や表参道までだって歩いていけるほど、身体が回復したんだなあと、とても感慨深く日々を過ごしています。
(どうだ四ツ谷って都会だろ、と家のひとにドヤ顔されましたが、ほんとそう思うよ)

たったの半年間のあいだに、たくさんのことがあって、また、わたしもたくさんの部分が変わっていったと、そう思います。
なにより、変わっていくことを、恐れなくなったことが大きいなと思う。
まだまだ未熟な部分もありますが、引き続き、どんどん死んで、生まれ変わっていこうと思います。


今夜はいまからご飯の用意なので手短に。
あー、キングクリムゾンのライブ、うらやましかったなー!!