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2015年10月25日日曜日

岡山で思ったこと



2015.10.16-10.18の三日間で感じたことを、帰りのバス内で、感じたままに。



・18:03

さよならについて想いを馳せている。
いままでの私だったら、きっと会いたい人に会いに行っていたけれど。
疲れた顔を見せたくないなー、なんて、初めて思った。
会いたい動機がきっと、依存心からくるものだったから。

ある人のこと。
会いたすぎて期待しすぎて、空回りしたなあ、
話したくないときは話さなくていいんだよ、ということを、もっと身を以てわかりたい。
自分で色々とハードルを上げすぎた。前日までに感じた違和感、当日に感じた気持ちに素直になってみてもよかった。
でも終わったことだし、総じて楽しかったのでオッケー。

人を好きになること。
人を好きになるという行為は私にとっての表現だと思っているから、一般的な倫理観に囚われない。
男女関係なく、どの人のことも好きだし、どの人のことも大切に想っている、という気持ちに偽りはない。
それぞれ皆違うから好きだし、当たり前だけど、それぞれの人と過ごす時間は、それぞれの人としか過ごせない。
(一人一人に「あなただけが好き」と約束しているなら話は別だけど)

私の場合、大体において、人を恋しく思うときはその裏側に利己的な欲求が潜んでいることが多いので、一旦止まって心のなかを覗いてみる、という行動を取り入れてみることは価値があるように思う。
一旦止まるということは、やりたいことをやらない、と、イコールではない。
勢いを殺す、剣道で言う、去なす(いなす)という感覚に似ている。

『やったほうがいいと思うこと』をやることと、『やりたいこと』をやることを天秤にかけると、やりたいことをやったほうがいいと思われがちだけれど、それも時と場合によるなあと思った。
『やりたいこと』の裏側には、感情が隠れている。
そのときの自分が表現したいものが隠れている。
でも、そのもっともっと根底に潜んでいるものはなんだろうか、と冷静に見つめて、把握してジャッジすることも必要。
『やったほうがいいと思うこと』の裏側にも、『やりたいこと』より大切なものが隠れている場合がある。
その時々で大切にするべきものが違う、違って当たり前なのだと思った。

『やりたいこと』をやることで損なわれるものもあるし、やりたいことが必ずしも、自分がしあわせにしたいひとをしあわせに出来るとは限らないときもある。
綺麗な別れが、またその人に会いたいとも思わせるし、自分もそう思っていられる場合がある。
そういう風に思えたことが良かったと思う。

笑顔で別れる、ということ。
本当はすごく大切なのかもしれない。
むしろいつでも、一緒に過ごした中で一番の笑顔で別れたい。
握手も抱擁も必要ない。それを知ったのも経験。
すごくすごく、大切な経験。

旅に出て出会えた、また会いたいと思った人のこと。
思わぬところで物事は繋がって導かれていくから、自分をオープンにしておくという感覚はすごく大切。
(オープンというものがどういう状態かは、まだ自分の中で感覚的すぎて、具体的に上手く説明出来ない)

好きじゃない場所や人でも、自分の状態次第で良くも悪くも転ぶし、退屈と感じ始めた次の瞬間、思わぬきっかけで人をおもしろいと感じたりするので、少しだけ、その場に留まってみる、というのも必要な視点なのかと思った。
どうしても嫌なら無理はしなくていいと思うけれど、どうしても、に至るまでのギリギリを知っておくことや、キャパを増やすということは、決して自分にマイナスにはならないのではないのかなと思う。

逆に今日みたいに、期待しすぎると失敗する時もある。
期待をするということは、自分自身が自然な状態ではない、ということなのかな?
周りに何かを求めているという状態なんだろうか?
当たり前のことだけれど、自分にとって心地の良い自分でないときに、無理に何かをしても後悔するだけだと、身を以て感じた。
なにかしら、周りに気を使いすぎたり、期待や妄想をすぐにしてしまう人間なので、そのあたりはもっと経験して、自分に合った方法を探していきたい。

行動の『選択』の幅を広げるということ。
自分が、自分で、その場の自分に合った選択が出来るようになりたい。
思考や視点のバリエーションを増やせたら、次は、言葉と行動のバリエーションを増やす。
「誰かにこう思われたい」という理由が大元になければOK。
そういうスキルを身につけることが、大切な人にスムーズに気持ちを伝えられることに繋がるのかもしれない。

そのスキルが未熟な故に、必要ない軋轢が生まれたり、修復出来ない傷を付けてしまったり、
結果的に、憎み合って、別れてしまうことは、本当に哀しいことだと思う。

座談会のこと。
初めて参加して、楽しかったけれど、あまり得意な場所ではないかもしれない、ということがわかった。
それがわかっただけでも、行って良かったと思う。
違和感の正体、まだもうちょっと考察や分析が必要。

決して、誰かや何かを批判したり、それによって自分を正当化したり慰めたい訳ではない。
自分にはちょっと合わなかっただけだし、そのことを誰かに理解してもらいたいとも思わない。
みなさん本当に素敵だった。私自身がまだまだ無知で未熟なだけ。
思い返せば旅も三日目、いろんな部分に疲れも見えていたのかな、とも思う。
でも、“だから『悪』”ではない。
いまは自分の心の動きに興味があって、文章として遺せるほどはっきりとした感覚として感じたいから、考察を続けようと思う。

コミュニケーションにも嗜好があるのだと知ったこと。
静かな場所で落ち着いて、個人的に、一人対一人で話すほうが好きだということ。
同じような考え方をするからといって、皆が皆、仲良くなれるわけではないということ。
また、もしかしたら、仲良くなる必要も特にないのかもしれない、ということ。

考え方やバックボーンが違っても、高校が同じだったり共通の知り合いがいることがきっかけで、仲良くなれる人もいるということ。
私の場合、違った考え方をしているひとでも、一人対一人や少人数なら、割と素敵な時間をシェアできたり、面白がれる確率が高いということ。
垣間見える同じ感性と出会う瞬間が楽しかった。

仲良くなるのに、共通の話題は少なからず大きなウエイトを占めるということ。
子供が好きだったりあるアーティストが好きだったり、音楽や映画や本の趣味が似ていたり、同じ土地に行ったことがあったり、生まれた場所が近くだったり、無限にあるけれど、そういったこと。
そういう話をすこし軽視していたかもしれない。媚びのように思っていた部分がある。
(自分の知識について、地に足を付けることは今からでも可能かしら。)

興味のあること、そのとき感じたこと。
こんなにもはっきり感じているのに、言葉で伝えられないもどかしさ。
それがあるから、音楽をしたり絵を描いたり物を作ったり、言葉以外でも人は表現するのだと思う。

思ったことを自由に表現しよう、と、さらに強く思った。
即興演奏において、より良い演奏を出来るようになりたい、と思うことに近い感覚。


人は流れて、流れていくよ、ということ。
私は今、近くの人と、深く交わりたい時期だということ。

近くというのは、大阪東京とかいうことではなくて、心の近さ、興味の深さ、のようなものです。
逆に思えば、深く交わりたい人たちは、大体みんな、それぞれの場所にいる。
だから丁度いいのかもしれない。
わたしは、いまここには、ひとりで良い。ひとりが良い。

さて、依存心からくる行動には、他にどんなものがあるのかしらね。
自分の心の解体ショーしてるみたいだ。たのしい。


大阪に戻って、ものすごく、笑顔だということ。
うずうずしている自分がいるということ。
うわー、生きてる!って、思えたこと。楽しかった、って、思えたこと。

いまの自分にとって、必要な旅だった証拠だと思っています。
出会えた、関わってくださった全ての皆様、
本当にありがとうございます。




鞄の中身


そういえば、先週の岡山旅行の荷物を公開しようと思って忘れていたので、公開しまーす。
なにかの参考になれば。笑


◎持っていったもの
iPhone5s
iPad mini
iPod、イヤホン
お財布
タオルハンカチ
ティッシュ
緑のポーチ(痛み止め、バンドエイド、目薬、リップバーム、リップグロス、日焼け止め)
紫のポーチ(アメ類、漢方薬)
化粧ポーチ(歯ブラシ、コンタクト用品、スキンケア用品、おりものシート、カイロ、湿布)
寝間着用の長袖シャツ
寝間着用の靴下
着圧靴下
下着の替え
タオル
充電器
香水
腕時計
アクセサリー

◎あれば良いなと思ったもの
マスク…ただ単に持っていくのを忘れた
青汁…やっぱりパンしか食べなかったから、帰ってきて肌荒れがすごかった

◎持っていかなくて正解だったもの
手帳…重たいしかさばる、バスや電車内で書けない
文庫本…全然退屈しない、移動中は景色を見たりぼーっとできる

◎お洋服
ストレッチジーンズ
ブラ付きキャミソール
半袖ベロアのトップス
薄手のカーディガン
厚めスウェットの上着
靴下
ウォーキングシューズ

以上!!
上の写真の荷物を、左下のカバン2つに分けて入れて持っていきました。
やっぱ昔に比べたら、驚異の荷物の少なさ…グッジョブ私!
着替えを持っていかない(三日間ほぼ同じ格好をする)ことに抵抗をなくすと、こんなにも身軽になれるんだなあと、感動しました。
そして、やればできるじゃん…自分…!!と…。
(ただそのあと三日間くらい、自分の身体がものすごくクサイ気がしてそわそわした)

ちゃんとシャワー浴びたり、こまめに手を洗ったりしてたけど、服にはニオイつくもんな~。
いちばんグッジョブだったのは、案外、香水だったかもしれない。笑

旅先でも自分のお気に入りを身に着けようと思って、だいすきなお友だちと色違いのタオルハンカチ、金木犀の香りの香水、たいせつなひとからもらったネックレス(鍵のモチーフは、自分のちからで幸運のドアを開くことができますように、という意味らしいです)、母親から譲り受けた世界でいちばん落ち着く腕時計(ベルトをそろそろ交換しないとやばい)、つけ心地が最高のハンドクリームを持っていきました。
そのおかげで、わりと穏やかに過ごせた気がします。

ほんと、いま思い出してもいい旅だったなあ~。
そのときに出会ったひとたちと、また会う約束をしているのが、ほんとうにありがたいし、うれしい。

また、いろんなところへ旅に出たいな。
でも、生きている限り、旅とおなじなのかもしれない。
生まれてから、死へ向かうまでの、ささやかな時間。
そのあいだに、どんなことが起こっても、ぜんぶ、旅だと思えば、たのしく過ごせるかもね。

な~んてね!グッジョブグッジョブ!!



2015年10月19日月曜日

桃太郎伝説



ということで、先週の金曜日から日曜日までの三日間、ほんとにふらっと、岡山に行ってきました。
事前に準備をしまくることで有名ななす子ですが、今回はなんとなく、ノープランで行ってみようと思って、旅行の日数も、どこに泊まるかも決めずに行ってみました。

なかなかエキサイティングな三日間になりました。
ほんと、いろんなひとと出会えて、とても楽しかった。

どんなことをしたのか、どんな人に出会えたのかをざっくりまとめてみたので、もしお時間ありましたらどうぞ。(けっこう長い)

◎岡山旅行記
10/16(一日め)
10/17(二日め)
10/18(三日め)


帰りのバス内では、思ったことを思ったままに書いてみました。
こちらは徒然すぎて収集していない。
文章量が多いので、ちょっと寝かせてから公開しようかと思っています。
(ぐちゃぐちゃのまま公開しても面白いかもだけど)


そんなこんなで、いろんなことを身を以て実験し、体感し、経験できた三日間でした。
また写真は写真でまとめてアップしようと思います。

ほんとうに良い旅でした。
お関わり合いになってくださったすべてのみなさま、ありがとうございました。

ぜひ、またお会いしましょう。


10/25追記
ぐちゃぐちゃのつれづれを公開しました→岡山で思ったこと
自分でも意味がわからないから、なんとなく流してもらえるとうれしいです。



2015年10月18日日曜日

岡山旅行記10/18




◎三日めのこと。

ジュンコさんとは今日でお別れでした。さいごまで爽やかですてきな人でした。
ほんとにご一緒できてよかったと思います。
ちょっとだけ寝坊したけれど、無事お見送りする。(だからスタッフじゃないのに)

埼玉から来られた(お名前聞かなかった)男性ともお話させてもらって、その方も世界一周をしたことがあるらしく、いろいろなところを旅していらっしゃるみたいで面白かった。
その方のことも、オーナー野口さんとともに見送る。
去っていく後姿の、歩くスピードが速くて、さすが世界一周する人は違う、と二人で妙に納得する。

そのあと、イトウさんが雑炊を作ってくれたので、美味しくいただく。プリティなカブにも跨がせてもらう。
イトウさんのことも見送る。もう、『とりいくぐる』のスタッフと思われていてもしょうがない気がする。

オーストラリアから来た女の子、22歳のマーニーとちょっとだけお喋り。
でもお互い母国語しか話せず、片言の英語で会話する。ぜんぜん思った単語が出てこなくて悲しかった。
あー、英語勉強したいなー!!と切に感じました。マイティーチャーイズ、リブインイシカワ!

とりいくぐる』というゲストハウスは、古い肉屋さんの敷地を改装してあるゲストハウスで、奥に肉屋の名残りと思われる大きな冷蔵庫の扉があるんだけど、そこからいきなり女性が出てきてびっくりしたので、面白くてお話を聞くと、冷蔵庫の中をフリースペースのように使っていて、そこで月に一度、編み物教室をしているのだそう。
わたしは独学で編み物をしているから、今まで編み物教室に行く機会がなかったので、興味本位で指編みを体験させてもらう。
いろいろとお話を聞きながら、10分もしないうちにシュシュ完成。
蒼い毛糸の色が綺麗でした。髪がまだ束ねるほどの長さではないので、一日じゅう手首に付けていました。

【NAWATEあみもの部】というイベントです。FaceBookとかにあるのかな?
(見つけられなくてリンク貼れなかった…ごめんなさい…)

あと、講師の岩本まゆみさんのブログにも書いてもらったー。お嬢さんですってよ♪(*^。^*)
ゆっくり編もう。Slow Knit Club

そうこうしている間に、母の友人が車で迎えに来てくれたので、やっと自分がお見送りされる番に。
じつはお見送りされるのって苦手なほうで、どちらかというと、いってらっしゃいを言いたいほうだし、友達と街で待ち合わせて遊んで帰る時も、ぜったいにこちらが見送るシュチュエーションを作るんだけど(わたしが帰る駅まで送ってくれた友人を、改札の手前で「ここでいい」って言って、逆に見送ったりする)、その場所にかならずそのひとが居て、そこから見送られるのって、ちょっぴり、いいなあ、って、思いました。

何がどう、いいと感じたのかは、わからないんだけどね。
角を曲がる手前で、ふと、泊まった場所を最後に見ておこうと思ってなんとなく振り返ったら、野口さんが手を振ってくれていて、すごくうれしかったです。
見送られるうれしさも体感できてよかった。

実は母の友人が岡山に住んでいらして、初日にすこし顔だけ見せに行ったら、気にかけてお食事に誘ってくれたり、お電話をこまめにいただいたりしていたんだけれど、その方も急に仕事が入って戻らないといけないご多忙な方でなかなかタイミングが合わなかったのを、最終日の午前に時間を作ってくださって、その方と、その方の娘さんでツカサさん(わたしより2つ年上)、お孫さんのルナちゃん(ハーフのめちゃめちゃカワイイ女の子!)の4人で、車ですこし行った所にある備中国分寺というお寺に連れて行ってもらいました。
五重塔があるお寺なんだけれど、そこへ向かう道だったり、お寺の周りの風景がもう、美しすぎて…!
田んぼの間にコスモス畑があったり、お天気の良さもあったんだけれど、天国のように心地よかったです。

そしてルナちゃんはまるで天使のようでした。
まだ2歳と半年くらいなんだけど、初めて会ったのに仲良くしてくれて、ちょうど言葉を覚える時期だから、わたしが話した言葉を真似して話してくれるの…!!!
「はい、どうぞ」「あい、どーじょ」のやりとりが超絶可愛くて、ずっとニヤニヤしていました。

ツカサさんは実は高校の先輩で、その時の話もしつつ、いまはオーストラリアに住んでいらっしゃるんだけど、「遊びにおいでよ~!案内するよ!」と気軽に言ってくださって、とてもうれしかったです。
午後から用事があったので、あんまりゆっくりご一緒できなかったんだけれど、ソフトクリームをみんなで食べたり、コスモス畑でお写真を撮ったりと、癒されて帰りました。

午後からは、富士商店近くにある、晴れ間というフリースペースで、坂爪圭吾さんという方の座談会があるので参加してきました。
坂爪圭吾さんという方は、「家がなくても人間は生活できるのか?」っていう実験をご自分でしていらして、おもしろいことをやっている方だなあ~と思ってブログを読み始めたんだけれど、考えることにすごく共感できるし、自分があることを想ったり感じたりしているタイミングで同じことをブログに書いていらしたりと、シンクロ率が半端なくて勝手にファンだったので、いつか生で観てみたい!と思っていたのでした。

うーん、いろいろ難しいなあと感じたり、難しくしているのは自分自身だなあと感じたり。
坂爪さんやMAYUさんと、座談会で話したかったんじゃなくて、ただお友だちになりたかったのかも知れない。
同じことを同じように考えていて、とてもうれしい、と、伝えたかっただけなのかもしれない。
それはきっと、あの場で、人の前で伝えることじゃなかったのかな?と思いました。
詳しいことは割愛します(思ったことはこちらにぼやっと書いた)が、総じて楽しめたのでよかった。
晴れ間・オーナーの雅人さんともすこしお話をさせてもらった。とても瞳が綺麗なひとでした。

そのあとに、農業を研究しているという女の子とお話しました。
彼女、大学院生のアヤコさんは、座談会の質問コーナーみたいなときに、面白いことを聞くなあ、と思って興味を持っていたので、お話できてうれしかったです。
株式会社いぶき』という企業で、農業関係のいろいろな取り組みをされているそう。
お話に出てきた、スピリチュアルな角度からみる農業ってなんだろう。めっちゃ興味あるなあ。
アヤコさんも、また岡山来たときはお会いしましょう~と言ってくれて、とてもうれしかった。


岡山駅へ向かう途中、初日に行ったパン屋さん『Boulangerie Douyama』にもう一度行ってパンを買う。
クロワッサン、至福。『ふさやベーカリー』の軽いバターの感じとはまた違って、どっしりして艶があって、美味しかった。
甲乙つけがたいな…ギリギリふさやベーカリーかな…。

初日にも遠目から目撃したんだけれど、夕方、岡山の駅前上空に、鳥が何十羽も集まって飛んでいるという光景に遭遇。
変わっていく空の色と細い月を眺めながら、三日間、いろんなことがあったなあ~と、思いました。


バスで大阪に戻って、二日ぶりの梅田駅。
いままでと違う心境に、自分でも驚きました。

この一年、東京や石川、九州、札幌に滞在してそこから帰ってきたとき、もちろん楽しかったのに思った以上に疲れていたり、滞在先の人のことをものすごく恋しく思って、大阪での生活が辛く思うときもあったんだけれど。

今回は、帰ってきた途端、
「よっしゃー、わたし、いまめっちゃ生きてる!!がんばるぞー!!」
って、なんだか、うずうずしてしまって。

足が痛いのも、荷物が多いのも、うまくいかないことがあったのもぜんぶどこかに行って、
あしたから、もっとがんばろう、って思えました。

旅先で出会った人のこと、いまは不思議と、恋しいと思わない。
ただ、またかならず、会いに行こう、って、思う。
ほんとうに、いい旅をさせてもらえたんだなー、て。
ぜんぶ、まわりのみなさまのおかげだなあと、心から思います。


書き切れなかったこともたくさんあるんだけれど、
出逢えたみなさま、お関わり合いになってくださったみなさま。
本当に本当に、ありがとうございました。
またね!!



おしまい。


追記:

今回の旅で、最後まで、どの人とも「また会いましょう」と言ってもらえたの、すごく嬉しいことだな、と感じました。
「またね」「また来ます」「また帰ってくる」って、ツアー先だったりそこで出会ったいろんな人に約束したの、ちゃんと覚えているし、約束を守りたいと、ずっと思い続けてはいるけれど、みんなにとっては、どうだったんだろう、いま、どうなんだろう、と、たまに思うことも、やっぱりあるんです。

うーん、ライブをしに行く、って、何なんだろう?どういうことなんだろう?と、ちょっと思いました。
いま、どこかの土地へライブをしに行くことはないし、多分これからしばらくも機会がないと思っているんだけど。

音楽を続けること、ステージに立ってライブをすること、どこかの土地へ行くこと、それからもっともっと、沢山のこと。
ぜんぶ、経験として、いまの自分の中にあって、そして、いまは、どれも選んでいない。

いまは、必要じゃない。
いまは、もっと大切なことがある。
そんな気持ち。

だからといって、一人一人のことや、たいせつな仲間たちのことを、忘れたり、嫌ったり、もういいやなんて、思っているわけなんて、決してないんだよ、と、伝えたい。
決して、感謝の気持ちがなくなったわけではないんだよ、と。



ふふ、いまのわたしには、伝える術がないね。
すべての人のことを愛していると、伝えるのには、音楽をやりつづけるしかないのかしら。
人前に立ち続けるしか、ないのかしら。
それ以外に、伝える術は、ないのかしら。

(そもそも、「伝えようとすること」と、「ずっとそう思っていること」、どちらが大切だとか、いいとか、わるいとか、あるものなのかしら。)
ステージに立ち続けることを選ばなかった・選んでいないわたしは、みんなの目に、どういうふうに、うつっているのだろう。


なーんてね!ちょっぴりシリアスになったけれど、それはまたのお話し。


長いのにいつも読んでくださってありがとう~。
いつ、どんなふうに出会った人とも、どこかで、また会えると良いね。
みんなおんなじ、地球の上に住んでいるんだものね。

みんな穏やかで、元気に暮らしていますように。


2015年10月17日土曜日

岡山旅行記10/17




◎二日めのこと。


案外早く目が覚めて、朝の支度をして、お仕事に行かれるジュンコさんをお見送りに。
物静かなお姉さんこと、鳥取出身のヨシエさんも同じくお仕事関係で一泊されていて、すでにリビングで朝食をとっていたので、朝から女三人で濃密な時間を過ごさせてもらう。
やりたいことの話とか、どこそこの景色がきれいだよ、とか、いろんなお話しをさせてもらった。

やー、やっぱり、年上の女の人って、すてきだな、って、しみじみ思いました。
パン屋さんの先輩から始まり、音楽関係のお知り合いなど、わたしの周りにいるひとたちが、とくにみんなすてきなひとばかりな気がするけれど、またまた出会っちゃいましたー。うれしい。
仲良くさせてもらって、また会いましょう、と言ってくださって、とてもうれしかったです。
徳島も鳥取も、ぜひ遊びに行こうと思いました。

お二人をそれぞれ見送って(なぜか宿泊客なのにスタッフさんと一緒にお見送りした)、リビングに下りてきたバックパッカー男性と、一緒にお見送りしたスタッフの野口さん(なんとこちらのオーナーさんでした!笑)とお話させてもらう。

貫禄ある佇まいのオーナー・野口さん(目力アリ)は、一つしか歳が変わらなくて、すごく大人にみえたバックパッカー(とくにバックパッカーというわけではなかった)のキヨさんはなんと同い年…みんな落ち着きすぎやろ!わたしなんか、わたしなんか…!!!もういい!!(;_;)
と凹んでいる暇もなく、ゲストハウス創立の秘話なんかを聞かせていただいて面白かった。
自分に添う物事には、やっぱり自然と導かれるものなのだなあと思った。

そうこうしている間にカズくんや宿泊のお客さんがどんどん出発されて、またまた関係ないのにお見送り続ける。
10時過ぎに、ちょうどキヨさんもご出発だったので、やばい…最後の一人になってしまう!と思って、一緒に出発して駅へ向かう。
きのうは夜に通った奉還町の商店街、朝は朝で賑わっていてなかなか面白くて好きな感じでした。

楽しくお喋りしながら、もしタイミングが合えば後ほどご一緒しましょう、と岡山駅で別れて、わたしは倉敷へ。
電車から見える田園風景、きらきら揺れる稲穂がとても美しくて、思わず泣きそうになる。
ちょっと石川の友人が恋しくなった。

倉敷は初めて訪れたんだけど、個人的には美観地区よりも、そこへ向かう途中の商店街だったり、すこし町はずれの風景だったりが好みでした。
古い看板とか、お土産屋さんじゃない民芸店とか、エトセトラエトセトラ。
商店街のガラクタ屋さんに、めっちゃいい感じの着物の帯があって、800円…悩んだ末、荷物が増えるのを嫌って買わず。
焼き物屋さんもたくさんあって、すごくすてきなお皿もカップもたくさん見たんだけど、一つ買うとあれもこれも!ってなりそうだったので、何も買わないことにしました。
ご縁が無かったのかな、ってことでお別れ。(でも目の保養になった、ありがとう)

倉敷では『cafe mugi』っていうパン屋さんに行きました。
あんまりおなかが空いていないときに行くパン屋さんほど楽しくないものはない…わたしとしたことが、買ったパンの種類を忘れてしまった…。
たしか、いま個人的ブームの全粒粉を使ったパンだったと思います。美味しかった。

その近くにある、その日宿泊しようと思っていた場所がちょっと肌に合わなさそうだったので、二日目も、とりいくぐることにしました。
土曜日だったからほぼ満室みたいだったけど、なんとか空いていてよかったです。

それから、岡山を観光し終わって倉敷へ来られたキヨさんと待ち合わせて、さらにぶらぶら歩く。
ひとり旅をされているくらいだから、個人行動のほうが気が楽なんじゃないかしら、思ったところを思ったように回れないのはイヤなんじゃないかしら…、なんて思っていたんだけれど、楽しんでいただけただろうか?

旅先で出会った人と行動を共にすることなんて初めてだったんだけれど、わたしとしては、ひとりで入るには勇気のいる、ちょっと怪しい雰囲気の喫茶店『エルグレコ』にも、二人なら!と思って入ることができたり、目に入ったものの感想を言い合えたり、他愛なくお話するのも楽しくて、二人の時間をものすごく楽しませてもらいました。

ひとり旅をして、身軽に気軽にいられると、こういう出来事もあるんだなあ、と思っておもしろかったです。
この感覚、日常に取り入れてしまってもいいんじゃないかと思った。

屏風祭りや地域のお祭り(お面をかぶったオニにウチワで頭を叩かれたら、頭がよくなるそうです。基本子供しか叩かないみたいなんだけど、逆に子供が扮したオニに叩かれたりでたのしかった)があったり、すてきな本屋さんにたまたま出会ったり、道端にネコがいたり、裏山がお墓だったり、面白マンホールに突っ込みを入れたり、いろいろ楽しかった。

それから岡山へ戻って、気になるパン屋さん『エスプレッソ・ザ・マーケット』でパンを買って(閉店間際でパンがあまりなかったのがちょっと心残り…スコーンが美味しかった!)、キヨさんの新幹線の時間まで成田家という地元の居酒屋さんへ(ビ、ビールしか飲んでないよ!)。
湯豆腐と鶏酢、アジのタタキが美味しかったです。いろいろご馳走になってしまってありがとう…!!

そこでもいろんなお話ができてたのしかった。
東京でお仕事をされているそうで、東京に来たときはまた会いましょう、と言ってもらえてうれしかったです。

キヨさんをお見送りして、ほろよい気分でとりいをくぐる。
部屋に上がるとジュンコさんが戻られていて、一緒にリビングへ。
土曜日だからか、前日よりもたくさんの人がいました。

そこではイトウさん、という男性とお話しをさせてもらった。
クリトリック・リスと元同僚という、ほんとどこで誰と繋がるかわからなくて面白い~!の典型、でした。
カブに乗って旅に来られていたそうです。お天気が良いから、バイクの旅も気持ちいいだろうなー。
お休みの日にはバイク仲間とキャンプに行ったり、しまなみ海道を走ったりするそうです。
(今回の旅、しまなみ海道の話が良く出てたな、さすが瀬戸内)

わたしも、せっかく中型免許を持っているのに10年近く乗っていないから、ひさびさにバイク乗りたいな。
誰か450ccのバイクでツーリング誘ってください(バイクは貸出希望)。
とか言いつつ、ビビリなので、よう運転しない気もする。笑

その日は消灯しても、ちょっとだけ起きてSNSしたり、出会った人と連絡したりで夜更かし。
そろそろ肉体が悲鳴を上げそうだったので、ありったけの湿布を貼って眠りにつきました。
夢は見なかった。



三日めにつづく。

2015年10月16日金曜日

岡山旅行記10/16




◎一日めのこと。


梅田からバスに乗って、西へ向かう。
お天気も良くて、ちょうど一年前のツアーと時期も同じだったので、高速道路から見える景色が懐かしかった。
しばらく景色を楽しんでいたんだけれど、気付けば涎を垂らしながら眠っていて、お昼すぎに岡山駅に到着。
そのまま、駅前の噴水を堪能?して、駅の東側を散策。さびれた商店街や呉服屋さんは健在でした。

2010年10月7日(あまりにも日付が記憶になくて調べました。笑)に岡山で桜重奏のライブがあったとき、時間があってひとりでぶらぶらしていたんだけど、そのときにたまたま見つけた変な廃墟?みたいなお店がまだそのままあったので懐かしかった。
水タバコのお店なのかな?

そのまま去年、2014年10月のいったんぶとのツアーの時に行き損ねたパン屋さんへ行こうと思って、image方面へ歩いていくと、気になるパン屋さんが…。
寄り道しそうになりつつ、まずは目的を果たそうと、図書館の近くにある『ふさやベーカリー』というパン屋さんに行く。
思ったよりローカルなパン屋さんだったけれど、クロワッサンが驚愕の美味しさでした。
自分が働いているお店のももちろん美味しいけど、やっぱその店その店で味が違って美味しいなあ~。

食べ歩きながら、やっぱりさっき通ったパン屋さんも気になって行ってしまった…そして出会ってしまった…今回の旅のベストベーカリー、その名も『Boulangerie Doumae』。
そこではチョコ生地の中にナッツとイチジクとドライフルーツがわんさか入ったパンと、焼き立ての抹茶あんパンを購入。
ベリーのスコーンをオマケしてもらって大満足、パンもめちゃくちゃおいしかったです。

ぶらぶら歩いて富士商店へ。今回は買い物をしないと決めていたので、店内を見るだけ。
もうあの旦那さんはお店に立たれないのかしら…奥さんらしき人は着物を着ていてマネキンみたいだった。ちょっとこわかった。
去年行ったときお向かいにあった、ジャム屋さん?みたいなのがなくなっていて、ちょっと残念でした。

後楽園へ渡る橋の手前、左側の細い道を行くと、たしかオープンカフェみたいなのがあったなあと思って行ってみたら、違うお店になっていました。ハンバーガー食べたの、5年前くらいだから、お店も変わって当たり前だろうと思う。
moyau』というカフェ。川を眺めながら本棚の本を読み放題、という夢のようなカフェでした。
店主さんお気に入りの喫茶店の豆を使ったコーヒーが美味しかった。
お店の女の子の、はにかみながら接客してくれる姿が超絶可愛くて、思わず結婚して欲しいと思った。

たくさん面白そうなのがあったので、本でも読もうかな~とか思ってたんだけど、案外、店内の音楽を聴きながらぼけーっとしているのが心地よくて。
岡山のグッドなお店を紹介している本をすこし読む。
あとはほんと、ぼけーっとしてました。

窓ガラスに留まるちいさな虫を眺めたり、お魚を捕ろうと奮闘する鳥を眺めたり。
最近ちょっとずつ、ぼけーっと上手になってきた気がしてうれしいです。

夕方は街の西のほうへ移動。
今回は宿泊すらノープラン(こんなこと人生で初めてレベル…!)で、どんなお宿があるかは一応調べて目星はつけていたんだけれど、現地に行って雰囲気のよさそうなほうで決めようと思っていました。
駅から近いひとつ目のお宿がちょっとワイワイした感じで、できれば静かな場所で過ごしたかったので、奉還町の商店街を抜けてすこししたところにあるお宿へ。

着いたのは、『とりいくぐる』という名前のゲストハウス。入口に、ほんとに鳥居があるんです。
そこから中を覗くと、まあ、雰囲気のよさそうな中庭と、建物が。
一目惚れで此処に決めて、宿泊のお願いをさせてもらいました。
目力のあるスタッフさんがご丁寧にいろいろと説明してくださいました。

ロビーというのか、リビングというのか、泊まる部屋の下に宿泊者がくつろげるスペースがあって、そこでヒッチハイカーのカズくんと仲良くなる。
愛知出身、なんと19歳!(19歳って、10も歳が離れているんだ、という事実に驚愕)
いろいろヒッチハイクのお話を聞かせてもらう。ヤクザの車に乗った話とか、知らない人のお家に泊めてもらった話とか、日常では聞けない話が聞けて面白かった。

そのあとにチェックインされた女性もまたすてきなひとで、その方ともたくさんお話をさせてもらいました。
つねに笑顔で、すごーくナチュラルな感じで、お話ししていてとても心地が良かった。。
ご自身のことを話される時も、自然にお話されるし、すこし年上のお姉さんなんだけど、こんな女性になりたいと憧れました。
その女性、ジュンコさんは、お仕事の関係で三日間滞在するらしくて、徳島から来られたそうです。

それからも続々といろんな方が来られて、バックパッカー風の男性とか、物静かなお姉さんとか、あと、『流しのCD屋さん』という変わった職業の変わったオジサン(の姿をした妖精さん)が来られて面白かった。
妖精さんこと岡本さんは、行商でCDを売ったり、イベントを企画したり、いろいろ面白そうな方でした。
その方の企画がこちら。面白そうなので、ご興味ある方はぜひ。
おかやまコンテンポラン

もうほんとうにいろんな人がいて、楽しく過ごしていたらもう就寝時間。
12時消灯と決まっているので、いそいで寝る支度をして、眠りにつきました。

ゲストハウスと呼ばれる場所に、初めて泊まったんだけど、すごく刺激的だなあと思いながら、ちょっと興奮してなかなか寝付けなかった。眠ったら眠ったで悪い夢をみて、布団を蹴っ飛ばしていた。
下着姿で寝ていたからちょっと恥ずかしかったです。



二日めへつづく。