きせつの通りみち
わたしの恋人は さくら通り 春の色
よごれきった わたしのために うたう あなたの声
わたしのふるさとは こはく通り 秋の風
つかれきった わたしの髪を なでる あなたの指
かえりみち つなぐ手と手
オレンジの坂を下りる
わけもなく さみしい歌 うたいたくなるのはなぜ
おだやかに 沈む夕日
ふたりはそっと黙り込む
誰も来なくてもひとりで待っている
あのちいさな 犬はいない
わたしの恋人は しずく通り 夏の雨
かわききった わたしのこころ ぬらす あなたの影
わたしのふるさとは たき火通り 冬の空
こごえきった わたしのからだ つつむ あなたの腕
わたしの恋人は さくら通り 春の色
よごれきった わたしのために うたう あなたの声
わたしのふるさとは こはく通り 秋の風
つかれきった わたしの髪を なでる あなたの指
ぬらす あなたの影
つつむ あなたの腕
うたう あなたはどこ
0 件のコメント:
コメントを投稿