2015年3月22日日曜日

3/22の、にっき。


療養中のことを記した、覚書、パート4。


・3/22 怪我から4日め


ようやく、歩くのと、立ったり座ったりができるようになりました。

ただ、普通の人ができている『立ったり座ったり』ではなくて、
『立つことができる(よいしょ、といって立つまで10秒くらいかかる)、
座ることができる(さあ、座るぞ、と思ってから座るまで、ほんとにゆっくり)』
といったかんじ。
もちろん、どこかに手をついていないと、難しい。

歩くのも、家の中ではそこまで不自由はないけれど、
到底外出できるレベルではなく、展覧会に行くのを断念。
あるくスピードは、まさに
『夜中に寝ている家族を起こさないように、そお~っと歩いてトイレに行く』
くらいのものでした。


あまりの重傷っぷりに、若干、焦りだします。
一体いつから職場復帰できるんだろう…。

ちょっと不安になりつつも、そこまで暗くならずにすんでいるのは、
家族がいてくれるおかげだなあと、心から感謝しました。

家事もね、「いままで(私が)やってくれてたぶん、一気に返してるなあ~」とか言いながら、
みんなお仕事もあって忙しいなか、協力してくれているし、
いままでなら「なんでやってくれないんだろ??むかむか!」と思っていた部分を、
すこし見方を変えてみようと思いました。

音楽にしても、生き方や考え方にしても、
『ゼロからスタートする』というのが、
このごろの大きなテーマのような、気がします。

じぶんのできないことを知る、
とてもむずかしいけれど、たいせつなことだと思いました。


お姉ちゃんの協力もありつつ、ひさしぶりに夜ごはんをつくりました。
じつは、お料理したくて、たまらなかったのです。

ただ、すこしの動作、たとえば、片足に体重をのせて、遠くのものをとる、
なんてことがぜんぜんできなくて、すこしショックでした。
冷蔵庫の野菜室から野菜をとるのですら、腰をかがめないといけないから、
こんなに困難だなんて、やってみないとわからないことでした。

お鍋やフライパンを持つのだって、ちょっとむずかしくて、
かなりお姉ちゃんに手助けをしてもらった。
お料理の味が美味しかったから、だいぶ救われました。


FPのお勉強や、こまかく整理するべきことを、
すこしずつ積み重ねていくぐらいしかできず、
ちょっとさみしくなって、ずっとzoozooseeを聴いていました。

怪我のタイミング、スタジオに参加できたあとで、本当によかったと思う。
甘えじゃなくて、こころの拠りどころになるものがあるのとないのでは、
まったくちがった療養期間になっていたと思います。

音楽があって、ほんとうによかった。


つづく。

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