2015年10月23日金曜日
こんな風に過ぎて行くのなら
いけないいけない、かわいいヘアバンドを検索していたらこんな時間だ…。
きょうはパン屋さんのお仕事でした。お昼からの6.5時間の立ち仕事も、楽勝まではいかないけれど、だいぶ平気になってきてうれしいです。
やっぱり朝いちばんの時間帯は、他のみんなにとっても、いちばんキツイみたい、まだもうすこし復帰はおあずけだな~。
あしたの着物の用意をしていて、かわいい足袋がないことに気付いて、お仕事帰りに急いで靴下屋さんへ寄って帰って、着ようと思った着物の袖と、持っている肌襦袢の袖の長さが合わないからちょっと詰めたりして、さあ、付け襟を付けるぞ!と思ったら、この、襟を付けるのがびっくりするくらいむずかしくて時間がかかっちゃって、気付けばきょうもこんな時間です。ねむたいよー。
着物を着る人間しかわからない話でゴメンねー。
パン屋さん、ずーっと会いたかった、ひさしぶりに会うお客さんに、会えました。
ちょっと前に書いた、半年に一度しか会えない紳士と共通の知人なんだけれど、一年くらいお顔を見ていなかったのかな?ひさしぶりだったけど、気さくにお話ししてくださってうれしかったです。
わたしも夕方に店にいるのがあんまりないことだし、お店の他のスタッフから、その方が最近来られていないと聞いていたので、会えるかななんて期待はしていなかったんだけど。
ほんと、めちゃくちゃラッキーだなあ~。
そのおかげで一日じゅう、ごきげんさんですごせました。
やっぱり会いたいひとには会えるようになってるんだねえ。
あと、最近パン屋さんには、赤ちゃんを抱っこしてパンを買いに来るお母さんがとても多くて、赤ちゃんや小さい子供を見るだけでとても癒されます。
他にも、ひさしぶりのお客さんにお会いすることが最近多いので、それだけでもほんとにうれしい。
そういうのがあると、すぐににこにこしちゃうので、ああ、わたしって、単純だな~と、しみじみ思いました。
お仕事に行く前に、宇多田ヒカルを爆音で聴いて踊りながらお菓子を作って、お世話になったひとに贈り物をおくったり、あした会うお友だちに渡すプレゼントを用意したり。
ながく会えないひとだけじゃなくて、いつでも会える、古くからのお友だちにも、なんとなく、メッセージをしたためました。
そんな気分のときって、あるよね。
いつも想っているよ、って、ほんとはいつでも伝えられるものなのかもしれないけれど、いつでも伝えられるしあわせ、っていうのもあるのかもしれない、と、ふと思いました。
あたらしいひとを識っていっても、かわらないものもあって、だけど、かわらないように見えて、時間とともに、ほんのすこしずつ、かわっていく。
それは自然のこと。悲しまなくても、いいこと。
歳をとって、いろんなことを経験していくのが、ほんとうに、たのしくて、うれしいです。
まいにち、そんな気持ちで、過ごさせてもらっている。
でも、うわついた気持ちだけじゃなくて、いいことばかりじゃない、ということも、わかった上での、いまがあることに、すこしだけ、ひとり安堵しています。
タイトルの、だいすきな、浅川マキさんの歌。
『こんな風に過ぎて行くのなら
いつかまた、どこかで何かに出逢うだろう』
さみしい気持ちの歌だけれど、さみしさも、かなしさも、むなしさも、やるせなさも、たくさん、たくさん、経験して、でも、それがあるから、いまがある、と、歌えるようになりたい。
その感覚が、わかりつつあるのが、うれしいです。
痛い、辛い、怖い、悲しいのなんて飽きた。
そういうの、ぜんぶ感じたうえで、わらっていたいなと、いまは思います。
いまの自分だから、歌える歌がある。
それを大切にしていきたいです。
なーんてね!
まだまだ気持ちも技術も未熟だからね、まずはかたちにするところからはじめなくちゃね!
いつも自分のことばかりだけれど、読んでくれてありがとうー。
あしたのために、きょうははやく寝よう!
きょうも一日おつかれさま。
おやすみなさい。
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